教育

【教室環境の整え方】 3/4 整える基準を作ろう

教室の基準

初めて担任した時の僕

kaoleft

掃除やさよならの後、
子どもの机がぐちゃぐちゃになりがち💦
放課後にいちいち整えるのが面倒😥

毎日こう考えていました。
当時の自分に伝えるつもりで
教室が整う基準作りをご紹介します。

教室を整える基準作り3選

①床の目印
②PPバンドで掲示物を簡単にそろえる
③黒板に水性ペン(緑)でマス目

①床の目印

机がきれいにそろわない。
机をそろえさせても、なんかズレてる。
理由は簡単です。
そろえる基準がはっきりしてないから
です。

「机をそろえましょう。」→基準がバラバラでそろわない😭
「前の人と合わせましょう。」→見る角度によって基準がズレて斜めになる😥

人を基準にしてしまうと確実にズレるので
床を基準にできるようにします。

こんな感じです。

なるべく目立つ色
太い
油性

のペンで床に書き込みます。

これで基準ができるので、きれいに机がそろうようになります。
年度初めに書いておくと、きれいな教室環境を維持しやすくなります。
数カ月すると薄くなってくるので、
上からなぞって復活させます。

ワンランク上の床目印

床に目印を書くのはされている先生も多いのですが、
意外と知られていないポイントがあります。
それは
机の後ろ側に目印をつける
ことです。

なんで後ろ?
と思われるかもしれませんが
子どもの目線で考えてみましょう。

床の目印は
机の前と後ろ
どちらが見やすいでしょうか。


もう一度写真をご覧ください。

後ろ側に目印をつけています。

答えは
後ろ
です。
前だと身を乗り出さないと見えませんね。

子どもの一手間を減らすことで、
子どもがスムーズに机を整えることができます。


ちょっとの違いですが、
毎日のこと、1年間続けば大きな違いになります。

②PPバンドで掲示物を簡単にそろえる

掲示物を貼るの、結構苦労しますよね。
数も多いし、きれいに貼るのも難しいし。

ということで、
PPバンド
を壁に貼り付けましょう!

PPバンドって何?
って感じですが、
荷造りで使うプラスチックの紐です。
時おり段ボールを結んでいるプラスチックのきしめんみたいなアレです(雑)

はさみがないと困るアレです。

で、そのPPバンドをどうするのか。
こうします。

教室の後ろの壁

教室の後ろに画鋲で留めておきます。
1mおきぐらいで留めておくとバンドが垂れるこもとありません。

このPPバンドを使うメリットは

・掲示物の掲示が楽に揃えられる
・外すのも簡単

・子どもが掲示してもきれいに揃う(重要)

最初にまっすぐにつけておくと、1年間通して掲示物をきれいに掲示できます。
また、PPバンドの上から作品を画鋲でつけると、PPバンドを引っ張れば一気に簡単に作品を外すことができます。

それと、PPバンドがつける基準になるので、子どもが作品をつけてもきれいに掲示することができます。体を動かすのが好きな子なんかは、喜んでつける作業を手伝ってくれます。ロッカーの上に合法的に乗れることが楽しいんでしょうね😄

その場合は画鋲でも構いませんが、ツーダンクリップで作品を吊るすと安全に掲示ができます。

③黒板に水性ペン(緑)でマス目

黒板にきれいに字を書くのが苦手な人に朗報です。
この方法で字の大きさが揃い、まっすぐに文章が書けます。
その方法は

黒板にマス目を書く
ことです。

はい?
と思った方、こちらをご覧ください。

①10㎝おきに印をつけたたこ糸を用意。5円玉をくくりつけます。
②上から吊るして、10㎝おきに緑色の水性ペンで縦線を引く。
③縦線9本書くごとに、10㎝の目印をつけておきます。(左から2本目の線のように)
④横線を引いて完成!10㎝のマス目のできあがり!

マス目のついてない黒板には、この方法でマス目をつけちゃいましょう。
これで
・板書の字の大きさが揃う
・文がまっすぐに書ける
・ノート指導がしやすくなる(行を空けて書くときなど。)


1時間半くらいかかりますが、板書がきれいになるのは大きいです。
緑の水性ペンなので、目立つこともありません。
子どもにとっても字を写していくのがやりやすくなります。

消すのが大変そうかもしれませんが、
2~3ヶ月経つ頃には薄くなっています。

残したい→なぞる(これは結構簡単)
もういらない→そのまま使っているうちに消滅

これでOKです。

僕は横書きが苦手でした。
必ずだんだん斜めになっていきます。
でも、これをしてからはきれいに書けるようになりました。

基準って大事😎

まとめ~基準があるから揃えられる~

基準がないと、揃えるのは難しいです。
基準があることで揃えられます。
今回は床・壁・黒板での例をご紹介しましたが、
他にもそろえるための基準を作り出せる場所はたくさんあると思います。

揃えることで快適に使えるなど、メリットもたくさんあります。
最初の基準作りは手間がかかりますが、1回やってしまえば2回目からは簡単に補修できます。
快適な教室環境づくりの参考になれば幸いです。

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