教育

【学級通信の書き方】5/7 保護者に向けて書くときは

学級通信5

保護者の方が何を知りたいか

学級通信を保護者の方に向けて書くときもあります。
お礼やお願い事を書くときです。
それはこちらが必要だと思って書く内容です。
では、
保護者の方が必要、もしくは知りたいを思う内容
って一体何でしょうか。
ズバリ
自分の子のこと
です。間違いなくこれが優先順位トップです。

個人のことを書こう

当たり前のことかも知れませんが保護者の方は
自分の子のことが乗っているかorどう書かれているか
が1番の関心ごとです。
担任をしていると
「学級の様子が分かるようにしよう!」
と思いますが、保護者視点では優先トップではありません。

これは給料のデータが似ていると思います。
どこかの会社に就職するとして

ア、自分の職業の平均給料
イ、自分の会社の平均給料
ウ、実際の自分の給料
どれが一番知りたくなりますか?

多分、ほとんどの人が
ウ、実際の自分の給料
を選ぶと思います。
その職業や会社の平均(全体)が高かったとしても、
自分の給料(個人)が低かったら困りますよね。

同じように、保護者の方は学級通信で
学級(全体)のことよりも自分の子(個人)の方を気にされます。
ですので、
個人のことを書くのがおすすめです。

保護者を意識したときに書くこと4選

①個人をほめる
②お願いやお礼
③学習内容
④全体をほめる

①個人をほめる

子どもを個人でほめると保護者の方からの信頼が得られます。
しかも結構高い信頼度で、です。
例をご紹介します。

トイレのスリッパを揃えたことを写真付きで紹介。

学級通信で一人の子をほめました。
この後日、この子の家に電話することがありました。
すると、そのお母さん
「この前は○○の細かい行動をほめてくださってありがとうございます。」
と真っ先におっしゃって下さりました。

学級懇談会とかで保護者の方からよく聞く話ですが、
学校の様子は全然わからない
のだそうです。
ですので、
・自分の子の様子が分かって嬉しい。
・しかもほめられているので、さらに嬉しい。
・しかもしかも、それを子どもが喜びながら見せてくるのでこれまた嬉しい。

と保護者の方にかなり喜んでもらえます😆

どうやってほめていくかは過去記事にまとめていますので、参考にどうぞ。
【学級通信の書き方】4/7 ほめよう!

②お願いやお礼

そんなに書く回数は多くありませんが、
節目やイベントごとに書きています。
ざっくりと
・1年間よろしくお願いします。
・持ち物の準備をお願いします。
・ご多用の中、参観・懇談へ足を運んで下さり、ありがとうございます。
・〇学期、お世話になりました。〇学期もよろしくお願いします。
・この1年本当にありがとうございました。
といったことをお伝えしています。

初の授業参観の後。参観にお越しいただきありがとうございました。
1学期最終日の学級通信より。

少し形式的な内容ではありますが、
こういった内容を書くのも大事だと思います。
※持ち物の準備の連絡は大事です!
学年だよりでもお伝えしますが、重要度は高いです
お弁当とか、版画に備えて汚れてもいい黒い服とか。

③学習内容

上の二つより重要度は少し低めですが、学習内容を載せることもよくあります。
どの教科の学習でもいいですが、算数を多めに載せるのがおすすめです。
それも、問題を解くときの手順やコツがいいです。
というのも、
勉強を見ている家庭の助けになる
からです。

小数の多い間違い。

こういった間違えやすいポイントを書いておくと
間違いやすいポイントを理解してもらえることになります。
勉強をよく見ている家庭でも、
注意点を意識して見ていただくことにつながります。
ひいては、子どもの学習理解になっていきます。

④全体をほめる

最初にお伝えしている通り、
個人>全体の様子
ではありますが、全体の様子も皆さん気にされています。
というのも、学級が楽しく落ち着いていると
自分の子が安心して学校に通えるから
ということに尽きます。
もし学級崩壊していたら、本人は気にしていなくても
保護者の方は心配でならないですよね。
ですので、みんなで楽しんでる写真や集合写真などがあれば
載せるのがおすすめです。

みんなで楽しむ写真もいいですね。

授業中の楽しい活動や休み時間の様子もいいですし、
お楽しみ会の写真だったら家出の会話も弾むでしょう。

全員をほめると自分も助かる

さて、個人のことを学級通信でほめることで
保護者の方にも喜んでもらえることは先述の通りですが、
自分にとってもいいことがあります。
それは
所見を書く材料になる
ことです。

逆上がりができるようになった子を学級通信で取り上げました。
【学級通信の書き方】④ほめよう!

1学期の所見にはこのことを書きました。
もちろん他にも書くことはあったのですが、
この子が1学期中で1番喜んだのが逆上がり達成でした。
それに写真もあるので、当時のことを具体的に書くことができます。

学級通信で全員を個人でほめることは
・ほめられた子は嬉しい😄
・保護者の方も嬉しい😄
・所見の材料がたくさんできて書くのが楽になる😆

という全員に嬉しい状態になります。
また、学級がいい雰囲気になっていくと
自分の学級経営の難易度も下げることができます😎

誰をほめたかを記録する

僕は結構忘れっぽいので、誰をほめたかわからなくなってしまいます。
すると
「えっ、また○○さんのこと?僕まだ書かれてないよ~😭」
ということが起こりかねません。
ですので
名簿で誰をほめたか記録する
ようにしていました。
こんな感じです。

数字は号数。あい 上夫君の記事は
3号と7号に書かれている。

学級通信を作る際に、このように記録しておきます。
こうすることで、
・抜け落ちを防げる
・その記事をすぐに読み返せる

というメリットがあります。

まとめ

学級通信は基本的に子ども向けに作っていました。
ですが、保護者の方を意識して書くことも時には大事です。
保護者の信頼を得るツールとしても学級通信を活用することができます。

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