教育

【学級通信の書き方】3/7 見やすくするポイント

学級通信3

字数を減らそう

学級通信を100号以上書いてわかったことですが、
学級通信は文字数が少ない方がいいなと思っています。
字数を少なくすることのメリットがたくさんあります。

①パッと見で読みやすい印象を持ってもらえる
②読む時間を短縮できる
③書く時間と手間を短縮できる

これらの解説の後に、字数の減らし方についてご紹介していきます。

①パッと見で読みやすい印象を持ってもらえる

これについては大人も一緒だと思います。
文字がぎっしり詰まっているよりも余白や図が多い方が読みやすい印象を受けますよね。

昔の国語(国語以外でも)の教科書を見たことがある人
「これ、今の教科書より字が多いぞ」
は思ったかも知れません。
現行の教科書と何十年前の教科書を見比べると
その文字数は圧倒的に昔の方が多いです。
教科書会社も読みやすい教科書を作ろうを
企業努力を重ねてこられたんだと思います。

その結果
文字は大きくなり
文字数は減り
図や写真が増え
フルカラーになり

見やすさのために教科書も変わっていることが感じられます。
(しっかりと字を読み取る力をつけなくてはならないという意見もあるとは思いますが、今は読みやすさという観点で考えています。)

出版社が見やすさ追求のためにしていることの1つが
文字数の減らすことです。
見やすい学級通信作りの参考になります。

②読む時間を短縮できる

字数が少ないと読むのもすぐですからね😃
これ、何がいいかって
読む時間の確保が簡単
ということです。

僕は朝の会に配って読むことが多いのですが、
学校はなかなか時間の余裕がありません。
B4サイズに文字ぎっしりの先生は
どうやって読む時間を捻出しているのか。
すごいなといつも思ってました。
僕はB5に写真多めで短いのをこまめに(毎日)出すイメージです。
長いと子どもも飽きるでしょうし。

③書く時間と手間を短縮できる

なんだかんだ言って、これ結構大きいです。
文章考えるのが難しくて、
学級通信を作るのも大変なんです。
ですので、僕は時数を減らす作戦を取りました。
すると毎日発行してもそこまで大きな負担にならず、
割と楽しんで学級通信作りができました😄

字数を減らす方法5選

字数を減らすために僕がとっていた方法です。

①B5サイズにする
②写真や図を入れる
③フォントサイズを大きくする
④行間を広げる
⑤テキストボックスで改行する

こんな感じ。
ヘッダーのタイトルとか(自動入力)と写真が紙面の半分を占めるので、
文章は半分ぐらいでOK。

①B5サイズにする

以前、新年度で張り切っていたのか
学級通信をB4サイズにした
ことがあります。
先輩の先生がしていたので真似ちゃったんですね。
通信を作る技術もですが、
続けていく根気のない僕はすぐに挫折しました。
10号出したかどうかってくらいです💦

無理に大きいサイズにしても、出せなかったら意味がありません。
しかもそれだけの記事のネタを集めなくてはなりません。
(いくらでもあるっちゃあ、ありますが)
継続するの難易度が上がります。

ですのでそれ以降、サイズをB5にしています。
えっ、A4?
僕には大きいです💦

②写真や図を入れる

これを意識するとしないとで、通信の質がかなり変わります。
なぜなら
読み手にイメージが正確に伝わる
からです。

「百聞は一見に如かず」
とは言いますが、まさにその通りです。
言葉や文字で詳しく説明するより、
写真を1枚載せた方がしっかりと伝わります。

「○○君は嬉しそうに両手にヒョウタンを持ち、
カメラに向かってポーズをとりました。」

・・・なんて書かなくてもいいですね。
顔が出ていなくても、写真の子たちが楽しそうにしているのが伝わると思います。
文章をあれこれ考えるよりも1枚の写真
雰囲気を子どもたちと保護者の皆様にお伝えできます。

③フォントサイズを大きくする
④行間を広げる

なんか、途端にインチキっぽくなったかもしれませんが・・・。
Wordのフォントサイズは
標準の場合10.5ptです。
僕はこれを12ptにしています。(見出しは16pt)
その方がおじいちゃん・おばあちゃんも見やすいでしょ☆(えっ、ダメ?)

また行間も広くしていますが、これには字数を減らす以外の理由もあります。
ルビを入れても行間が整うから。
行間を広く固定することで余白もできて読みやすくなりますが、
ルビを入れても時間が崩れません。

行間が標準のまま

行間が標準のまま。ルビがある行は行間が広がる。

行間を広げて固定

行間のサイズを指定。ルビがあっても行間は整っている。

ルビが入る行だけ不揃いなのがずっと気になってました。
ですので行間を広げて、そのサイズで固定しました。
ちなみに、僕の設定はこうしています。

本文
フォント・・・HG丸ゴシックM-PRO
フォントサイズ・・・12pt
行間・・・24pt

見出し
フォント・・・HGS創英角ポップ体
フォントサイズ・・・16pt
行間・・・28pt


こういったサイズを最初に設定しておくことで
行間が崩れることを防ぐことができます。

字数を減らすとともに、見やすさアップにもつなげています😎

⑤テキストボックスで改行する

テキストボックスの改行を使うことで
・字数を減らす
・ポイントを目立たせる

ことができます。
いくつか例を出します。

高跳びのポイントをテキストボックスでお知らせ。
角が丸いテキストボックス。イラストも添えてわかりやすさアップを意識。
箇条書きを番号にすると手順が伝わりやすくなります。

上の3つの例ではテキストボックスの中で箇条書きをしています
・字数を減らす
・ポイントを目立たせる

ことができていると思います。

テキストボックスを使うと
・作る手間を減らす
・伝わりやすい学級通信にする

ことができます。

まとめ

学級通信の字数を減らすことで
見やすくなる
作る時間と労力が減る

というメリットがあります。
こういった方法で、
子どもや保護者に見てもらえる通信を作りつつ
子どもと遊んだり教材研究の時間を作り出す

ことができます。

学級通信作りの設定や書式の話題が続きましたが、
次からはおすすめの内容や書き方についてご紹介します。

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