学級通信の内容→誰に向けて書くか
学級通信ってどんなことを書こうか。
普段作っている学級通信ですが、その内容は
誰に向けて出すのか
を考えると、内容の方向性が決まってくると思います。
例えば
・子ども→みんなでがんばったこと、誰かの良い行動、学習内容
・保護者→みんなでがんばったこと、誰かの良い行動、お願い事
・自分→どんな授業をしたか
出す対象によってこういった内容が考えられると思います。
今回は子どもに向けて出すときの内容について考えていきましょう。
ほめよう!ほめ方5選
子どもに向けて学級通信を書くとすれば、一番いい内容はほめることです。
ほめることで
・ほめられた→嬉しい→またがんばろう!→またほめられた→・・・
と良いループが生まれていくからです。
また、誰かの行動をほめることで
他の子「おっ、自分もがんばろう。」
他の子「自分もそれやってみよう。」
と、良い行動を広めることができるからです。
学級通信を出すことで最も教育的な効果が出せるのは
ほめること
だと考えています。
では学級通信でどうやってほめていくか。
おすすめの方法を実例と一緒にご紹介します。
学級通信ほめ方5選
①文章でほめる
②写真でほめる
③子どものノート・作品をほめる
④権威を借りてほめる
⑤子どもの意見でほめる
①文章でほめる
学級通信ですので基本的に文章を書くことになります。
ですので、文章でほめていくのは一番オーソドックスな方法でしょう。
その日のことを思い返しながらパッとかけるので、
お手軽にできるほめ方です😃
②写真でほめる
写真があると、雰囲気が読み手にしっかりと伝わります。
ほめる内容にも説得力が出てきます。
文章で長々と書くよりも、
その時の状況がありありと伝わります。
写真に載っている子も大喜びで、
帰ってすぐに学級通信をお家の人に見せたのだとか😄
写真の効果は大きいです。
③子どものノート・作品をほめる
授業中に子どものノートや作品をほめることは結構あると思います。
そこで良かったノートや作品は、そのまま学級通信のネタにもなります。
このように載せることで、本人をほめることができると同時に
良い点を広めることができる
というメリットがあります。
もちろん授業中にも
「こういう風にやっていくんだよ。」
と指導していますが、友達のノートを見ることで
やり方を具体的に伝えることができます。
④権威を借りてほめる
「虎の威を借りる狐」
という言葉がありますが、まさにそれをします。
他人の言葉でほめよう(なるべく立場が上の人)
ということです。
みなさんもこんなことありませんか。
友達から
「先輩が君のことすごいって言ってたよ😃」
と言われて妙に嬉しくなったような経験。
目上の人からほめられるとうれしいですよね。
学校だと校長先生や教頭先生をはじめ、学年主任の先生など。
子どもから見ても、ランクが上(でいいのか)と思われている人の言葉は
とっても入りやすいです。
他にも保健室の先生や給食の先生など
みんなが確実にお世話になっている先生の言葉も効果が高いです。
校長先生といえば学校のトップです。
その人からほめられるというのは子どもながらに誇りに感じるのでしょう。
こういった権威を借りてほめるというのは
子どもの気持ちを高めるのにとても有効です。
※ちゃんと校長先生には使用許可もらってます😎
※誉め言葉の多い校長先生だと、とてもありがたいです。
⑤子どもの意見でほめる
子どもが別の子をほめる
という状況を作っていきます。
何それ?
っていう感じもしますが、いわゆる
いいとこ探し
です。
日記の宿題を
「学級でがんばっている人」
という題で出します。
すると、
自分が見えてない・気づいてない子どもの良さ
が結構書かれます。
普段なかなか自信を持てない子が書かれていたら超ラッキー!
すぐに学級通信に載せます。
「自分なんて・・・」
と思っている子にも良い所がある。
それに気づいてる人がちゃんといる。
そういうことを感じてもらえます。
朝の会で学級通信を配って読むことが多いですが、
名前の挙がった子はかなり嬉しそうに1日のスタートが切れます。
まとめ~通信を出す意味~
学級通信は単なるお知らせやニュースみたいになってもいいですが、
何らかの教育的な効果があった方がいいですね。
学級通信でほめると
振り返って読み返すことができます。
子どもにとって、自分がほめられた学級通信は
何度も読み返したくなる特別な1枚になるはずです。
同時に先生に対する信頼も生まれます。
学級通信に「ほめる」ことを
今よりも意識してみてください😃