教育

優しい先生か恐い先生か

基本は褒めて伸ばす優しい先生

優しい先生と恐い先生、どっちがいいのか。
よく話題にあがりますが、11年間教員をしていて
優しい先生
がいいと思っています。
というのも

①子どものやる気が上がる
②学力も上がりやすい
③人間関係でもいい影響がある

※ただし、厳しさは必要!

①子どものやる気が上がる

子どもは褒めて伸ばすのがいいです。
これは子どもだけでなく大人も一緒ですね。
褒めるというのは
相手を認める
ことになるからです。
認められたら誰だって嬉しくなりますよね。

褒められた子どもはる気持ちを高めるので
がんばる→成果でる→しかも褒められる→さらにがんばる→・・・
という良いループになっていきます。

ちなみに、褒めちぎる自動車教習所が話題になりました。
三重県の南部自動車学校です。
褒めることで受講生のモチベーションがあがり、
運転技術も向上したのだとか。

さらに、この「ほめちぎる教習」を開始してから、当校の検定合格率は82%→91%に上昇し、卒業生の事故率は1.76→0.49と大幅に低下しています。 南部自動車学校HPより https://gashukumenkyo.com/homeru/

②学力も上がりやすい

上の自動車学校の例でもそうですが、、
褒められるとやる気があがり、がんばれます。
また、
「これでいいんだ!」
と、勉強の方向性もわかります。
ですので悩むことが減り、伸びる方向に進んでいけます。

また、褒めると上達が周りにも広がります。
図工の時間に上手に作品を作っている子を見つけます。
①「すごいね。これみんなに紹介してもいい?」→ちょっと喜ぶ。
②「○○の作品です。」→「おお~」という声が出る。かなり喜ぶ。
③「こんな風にすると作品のレベルが上がるよ!」
④「ありがとう。みんなうまいって言ってたね。」→もうニッコニコ😊

こうすることで、上手なポイントが周りの子に伝わります。
見本になった子はかなり喜んで、やる気も急上昇⇧⇧
褒めるときには周りも巻き込んで効果アップ❕

③人間関係でもいい影響がある

褒めることで心も勉強もいい効果があります。
さらに人間関係にもいい影響があります。

友達の良いところがわかる

これが所々でスパイスを利かせます。
クラスで何かを取り組む際に、
「それ、○○くんが得意だから○○君が向いてると思うよ。」
と、子どもから提案が起きることがあります。
ご指名の○○君、ちょっとドヤ顔😏

お互いの長所・短所を分かり合えるのは
集団作りのポイントに結構なってるのかとも思います。

恐いのは萎縮の元

ここまで褒めて伸ばすことについて述べましたが、
こういう意見もあります。

「なめられたら終わりじゃない?」

ホントその通りです。
ですので、統率力や威厳は大事です。
とはいえ、たまにいる勘違いした先生。

「泣かせたら勝ち。」
いや、さすがにそれは違うでしょ。
悪いことをした時にきちんとしかることは必要。
ただ、
子どもが反省で泣くのと
みんなの前で叱責されて恥をかいて泣くのは別。
人や物を大切にすることやルールを守ること
こういったことをしっかりと指導していくこと
厳しさであり、本当の優しさ。

怒ってばかりの恐い先生。
学校になぜか一人はいます。
なめられないかも知れませんが、子どもが委縮しています。
影で子どもが愚痴ってます。

そんなこんなで
褒めて伸ばす優しい先生
※ただし、悪いことはちゃんと叱る
がいいと感じています。

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