先日、完全未経験の僕がLPIC1を取得することができました。その合格までにしたことや勉強時間、点数などをご紹介します。今後、LPIC1を受験する方の参考になれば幸いです。
完全未経験文系がLPIC1に合格するまでにしたこと
Linuxの資格にLPICというものがあります。レベルは1~3までありますが、その中のレベル1を取得することができました。レベル1は基本的なコマンドや使い方を網羅した資格です。レベル1で基本的というと簡単そうに感じますが、実際には合格までにはある程度の苦労がありました。未経験者がLPIC1に合格するまでにどんなことをすべきか。どのくらいの勉強時間がいるのか。そういったことをまとめてご紹介します。
僕自身について
・Linux未経験
・文系
・前職は小学校の教員
と完全に初心者です。小学校教員の中ではパソコンに強い部類でしたが、Linuxはそれまで扱ったことがなく、CUI(文字だけの画面)にも全然慣れていません。Linuxについては完全に未経験の初心者です。
やったこと
そんな未経験者の僕がやったことは2つです。
・参考書
→あずき本(2周)と灰色の本(1周)
・学習サイトPing-tでひたすら問題演習
参考書の中では「あずき本」と呼ばれる本が有名です。とはいえ、決してわかりやすいわけではありません😅未経験で読んでみたら、わからない点は山ほど出てきます。ですが、理解度は20%ぐらいでもいいので読み進めていきます。理解度100%にしてから進めようとしたら、多分ずっと終わりません。ですので、
1周目→理解度20%
2周目→理解度50%
問題演習で理解をさらに深める。
というようにやっていきました。
Ping-tは有能だけど頼り切ってはダメ
勉強サイトのPing-tは非常に役立ちます。レベル1の範囲だけでも1300問以上の問題、詳しい解説、成績の見える化、合格体験記など。有益なコンテンツが溢れています😃101の範囲は無料で利用できるので、それが良かったら102に課金するのはおすすめです。参考書よりも解説が詳しく、スマホ一つでどこでも勉強ができます。
詳しくはこちらで解説しています。
LPIC1取得まで⑥LPIC勉強の強い味方、Ping-t
ここの模試で8割以上の点数が安定して出せることには、基本的なことはかなり理解ができている状態です。ですが、安心はできません。8割安定の状態で101,102のどちらも1回ずつ不合格になっています😢
というのもLPICは試験内容のアップデートが早く、参考書や勉強サイトで学べない内容が結構出題されるからです。自身の受験から割り出した本番の得点率は
Ping-t模試の正解率×0.75~0.8=本番の得点率中
です。ですので、模試で83%を確実に取れることが合格ラインを越える条件となります。
参考:LPIC1取得まで⑮ 未経験者がLPIC102に合格!【点数や勉強方法】
出題の運もありますが、80%をギリギリ取れるぐらいでは痛い目を見ます。
合格までの勉強時間は
勉僕自身何とか合格することができましたが、完全未経験者が合格するまでにどれくらいの時間がいるのか。僕の場合は
勉強時間は247時間
を要しました。振り返るともう少し効率よくやれば短くできたなと思います。最初は参考書の内容を理解することができないので時間がかかります。ですが2周目は1周目より早くこなすことができます。それ以降はひたすらPing-tで問題演習でしたので、一番時間を費やしたのは問題演習です。ちなみに、勉強に使った期間は
・勉強期間は
1カ月半
です。後半の方は早起きして模試60問を1回。通勤時間はPing-tの練習問題10問を3~4回×2(往復分)、空き時間にも練習問題。帰ってから寝るまでに模試1回。こんな感じで1日に200問以上を解く生活をしていました。今から振り返るとコミットしすぎて変人ですが😅
ここまで追い込む必要はありませんが、未経験だと100時間はまず必要だと考えています。
試験の結果は
先ほども述べた通り、101と102のどちらも1回ずつ不合格になっています。それぞれ2週間後に再挑戦して合格することができました。
それら試験の結果は以下の通りです。
試験 | 点数 | 詳細 |
101(1回目) | 450点 | 【画像あり】LPIC1取得まで⑫LPIC101を受験した話 |
102(1回目) | 480点 | LPIC1取得まで⑬初心者が200時間勉強してLPIC102を受験した話 |
101(2回目) | 570点 | LPIC1取得まで⑭未経験からLPIC101合格した話【点数や苦労】 |
102(2回目) | 590点 | LPIC1取得まで⑮ 未経験者がLPIC102に合格!【点数や勉強方法】 |
不合格になった時にそれぞれ反省して、模試で85%以上を確実に取れるようにして挑んだら合格できました。とはいえ、本番では7割ちょっとです。参考書やPing-tで7~8割では安心できない由縁がここにあります。
合格して届くもの
101も102は結果に関わらず自分の点数や得点率が書かれた紙を受け取ります。両方合格し、LPIC1の取得ができたらメールが届きます。合格証明書のPDFがダウンロードできるサイトへのリンクが張られています。
そのリンク先には
キターーー😆😆😆
というような証明書が発行されます。
また、2カ月ほどしたら紙での証明書も届くそうです。それについては届いた時にご紹介しようかと考えています。
以上、未経験からLPIC1合格までにやったことのまとめです。
LPIC1については今後も試験内容のアップデートがおこなわれると考えられます。参考書も勉強サイトもアップデートされるでしょうが、そこで知識の定着を確実にしていくことが合格への道となります
Linuxの実務経験を積んでいき、将来的にはLPIC2の取得も目指しています。その際にはまた記事にまとめていきます。
読んでいただきありがとうございました😃